4月24日

最近、KPOPに関しての嫌なニュースが多くて思わず呟きたくなるけど特段詳しいわけではないので自制している。KPOPってかなり残酷な文化というか、本当に色々な事を考えるのならばKPOPに一切加担しない生き方をした方がいいのかなとかすら思った。だってまだ大体16歳とかだもんね、信じられませんよ。

私は少女時代とかKARAとかその延長線上の、(よくない表現だけど)ちょっと馬鹿馬鹿しい感じのKPOPが好きで詳しくないなりに聴いていて、new jeans(以下NJ)が出てきて、これは明らかに新しい音楽だなと思いこっそり聴いている、という感じだったけれど、KPOPって……難しい…。

ファンダムも含めて本当にストイックな世界というか、その新陳代謝の強烈さに目眩がしそうになる。NJはオーディションで勝ち抜く感じとかを表に出さない感じとか、陽の部分のy2kのヘルシーでメンバーが仲が良い感じ(沖縄のダンススクール的なノリ)を全面に出していて、いわゆるKPOP的な激しさがなくて面白いなと思っていたけど、今回の騒動をみて、それすらも結局KPOPのトレンドに収束していってしまったのかなとか思ってしまったり。

ILLITがNJのパクリだとは全く思わないけど、KPOPっていう大きな流れでみたら明らかに同じ文脈にいるわけで(嵐→キンプリみたいな感じでしょうかね)、もどかしく思う人の気持ちもわかる気がする。ILLITの曲も好きだけどインスタであの動きが表示されすぎてちょっと嫌になってる。それは関係ないか。

流行りものは全てくだらないと思いつつ、KPOPは流行りすぎているから逆にしっかり見ちゃう所がある気がする。流行りすぎているものは面白いですからね。そうでもないか。

 

今回の例がそうとは言わないけど、

いわゆるオマージュであったりサンプリング、引用、コラージュで構成されているもの(=オリジナリティを主張しづらいもの)ほど、後発に模倣されやすい傾向があり、そういったコスい模倣をする人は仲間内では腐されてアイツ無いよな〜ダサいよな〜ってなるけど、そんな事もいつか忘れられて、後発の模倣した側だけ有名になるみたいな事ってあるなって思う。

誰かに影響を受けて何かをする事ってかなり不可抗力な事というか仕方がない事だとも思いつつ、影響元への物理的精神的距離を保つ抗いはしたいなと思う。最近はその辺を開き直っているというかさっぱりしている人が増えたように感じていて、自分より下の世代の模倣の豪快さと、影響元に対する立ち回りの胆力に圧倒される事が多い(ルフィみてる気分になる)。

そういった意味で、いま渋谷系を自称するのってやっぱりナンセンスだよなって思ったりする。最近LD&Kの音楽を聴き直していて思ったけど、アレってその個人の聴いてきたレコードの積み重ねがまんまアティチュードになってる系の音楽な訳で、そこに例えばパンクのようなジャンルとしての連続性は無い気がする。だから渋谷系を名乗っても渋谷系にはなれないし、いま渋谷系を名乗る意味はない気がする(そもそも渋谷系を自称してた人達っているのか?)。キリンジとか好きで聴いてたけど自分達で渋谷系って言っちゃう感じは薄ら寒いなって思ってた。反渋谷系的なスタンスの人の気持ちもわかる。

渋谷系的なものにはシニカルな目線を向けつつ、実は影響下にはいる、ぐらいの温度感でいるのが良い気がする。

それはそれとして、パーフェクトレインボーをギターで辿々しくも弾いてみたらヤバ曲すぎて鳥肌立った。圭吾やるな!おやすみ、圭吾。

では、また。